コラム更新|参加することが学びになる「実践共同体」から考える

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皆さん、こんにちは! リープの月足です。皆さんが所属する組織は勉強会や研修会を行っていますか? 私は卒業した大学院の同窓生が主催している“自主ゼミ”に参加して、学びの大切さを日々感じ取っております。
リープ・月足
リープ・月足
職場で感じている課題について相談し合ったり、その時々で興味関心のある学びのトピックを語り合ったり……。学ぶことが好きな者同士、次々に議題が湧き上がってきます

こうした学習のためのコミュニティは、「実践共同体(Community of Practice)」と呼ばれています。
実践共同体とは、共通の関心や目標を持つメンバーが、知識や経験を共有し、相互に学び合いながら、その共通の関心事に対する実践的なスキルと知識を発展させる社会的なグループで、1990年代初頭にエティエンヌ・ウェンガー(Etienne Wenger)によって提唱されました。

「実践共同体」には、4つの特徴があります。それは以下のとおりです。

・ メンバーが主体的に参加している
・ 非公式である
・ フォーマルな組織(課や部門など)を横断している
・ 属性や背景の異なる人々が参加している

実践共同体は、個人の学習にとって有用であるのはもちろんですが、組織の学習としても非常に重要な役割を果たします。メンバーは共同体を通じて自分の専門知識を高め、新しいアイディアを発展させ、問題解決の能力を向上させ、そのことがさらに組織全体での知識共有とイノベーションの促進につながるのです。

「実践共同体」は実際にどのように関係が構築されているのかを解説しつつ、
学びのコミュニティを発展させるためのポイントをご紹介します。

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